ジャッジアイズ:死神の遺言
9/27 クリアしたので全体的に追記、修正。ネタバレが若干含まれます。
https://judgment.sega.com/judgeeyes/
ジャッジアイズ:死神の遺言をクリアした。
このゲーム、攻略サイトでも「キムタクが如く」とか書かれてるぐらいに木村拓哉をフィーチャーしたゲーム。ゲームシステム的には3Dアクションゲームの「龍が如く」のドラゴンエンジンを使用(流用)している。このゲームは龍が如くの派生シリーズのような立ち位置にあり、舞台は龍が如くの神室町だし、いつもの通りヤクザ達も出てくる(主人公の八神にとっても幼い頃から育ての親)。
そんなキムタクで遊べる!というキャッチーな売り文句なゲームではあるのだけれど、お出しされるのは「正義」「利権」「高齢化社会」というあまりも重いドラマでした…多くを救うための犠牲は正義なのか?これを俗に「トライガン・マキシマム問題」と言いますが、そのために犠牲になた人たちの人生はどこに行くのか?
だが故に、メインストーリーは(中盤やや浮ついたところはあるものの)非常にドラマに力が入っていて、プレイした人に何かを与えるものになっていたと思います。エンディングのあっけらかんさもちょっと怖いところでした。
逆にメインストーリー以外の部分はバランスを取ってだいぶコミカルなものが多く救われました。ちゃんと「ちょ、待てよ」も言います。ピエール瀧の一件もあってやや不遇な時もあったゲームではありますが、新価格版もリマスター版も出ているので非常に多くの人に遊んでほしいゲームだと思います。
ゲーム部分においては大味ながらボリュームはたっぷりだし、操作もだんだん慣れると思うのでちょうどいい塩梅。ただし主要スキルを取らないと敵の攻撃が強すぎたりするかな…京浜同盟とかの湧きもちょっとちょっと早すぎるので次回作に期待したい。
あとは如くシリーズファンの谷原章介さんの扱いよ。さすがプロ。